経理派遣・経理採用/雇用・経理代行のメリット・デメリット
1.経営における経理の重要性
2.経理担当者を採用・雇用する場合
3.派遣を使用して、経理担当者を雇う場合
4.経理代行を利用する場合
5.経理代行とは
6.経理派遣・経理雇用/採用・経理代行のコスト比較
1.経営における経理の重要性
経理とは「会社内で発生しているお金の動きを数字で表す」お仕事です。
経理がまとめた決算書を参考に、経営者が事業の現状・数値を確認し、今後の経営判断を下します。
つまり、経理は会社を経営する上で、非常に重要なお仕事であるということです。
現在、少子高齢化の影響によって生産年齢人口が減少しており、その結果、多くの会社にとって労働力を確保することが重要な課題となっています。
経理担当者の採用も例外ではなく、求めている優秀な人材を確保することは難しい状況です。
また、せっかくコストをかけて採用・育成をしても辞めてしまうことが少なくありません。
社長自ら経理を担当されている場合、本来利益を生むことができる営業活動等に時間を割くことができないでしょう。
そこで、
「正社員を雇うよりも人件費が削減できるのではないか・・・」
「雇用期間に融通が利くのではないか・・・」
このような理由で、経理担当者を派遣で雇うことを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、経理の正社員採用・派遣使用だけでなく、経理代行という手段もあります。
今後、会社の売上を伸ばし続けるためにどの方法が最適か、それぞれのメリットやデメリットを把握しておきましょう。
2.経理担当者を採用・雇用する場合
経理担当者を採用・雇用する場合のメリット、デメリットは以下になります。
メリット
●会社のお金の動きを専任として記録してもらえる
●社員であれば、社内規定や業務内容に精通しているため、お金の動きをいちから説明する手間が省ける
●緊急時などには迅速に対応ができる
中長期的視点での人材育成を行うことで、社内のノウハウを共有していくことができます。
また、会社専任の経理担当者として、緊急時に迅速な対応が可能です。
デメリット
●経理業務が「ブラックボックス化」してしまう
●突然退社するとなった場合、会社の「お金の動き」を把握することができなくなってしまい大混乱が生じる
●給与以外の社会保険や雇用保険等のコストが発生する
●採用、教育コストが発生する
経理業務は、属人性が高い業務であり、会社専任の経理担当者が退職する際(高齢化、産休、育休等)、社内に混乱が生じてしまう可能性があります。
また、正社員として雇用する場合、当然ながら、社保関連のコストが発生します。
3.派遣を使用して、経理担当者を雇う場合
経理担当者の派遣を使用して、雇う場合のメリット、デメリットは以下になります。
メリット
●経理スタッフを有期で雇用できる
●正社員の業務効率化につながる
●業務に合ったスキルを持つ人材を確保できる
●使用するまでは費用が発生しない
●採用や教育コストを下げることができる
派遣を利用する場合、業務に合ったスキルを持つ人材を比較的安価なコストで、必要な時に確保することができます。
デメリット
●会社への帰属意識や責任感が育ちにくい
●勤務時間や業務内容の柔軟性に欠ける
●情報管理に不安がある
●入れ替わりが発生しやすい
勤務期間が短く、勤務期間も決まっているため、会社への思いが弱い可能性があります。
その結果、帰属意識の薄い社員による情報漏洩などへの不安もあるため、対策が必要です。
また、教育やノウハウ等の伝達コストがかかるにもかかわらず、期間満了と同時にいなくなってしまいます。
派遣を使用する度に経理業務の引継ぎが発生するため、人的コストは計り知れません。
4.経理代行を利用する場合
経理代行を利用する場合のメリット、デメリットは以下になります。
メリット
●経理担当者の人件費など固定費の抑制になる
●本業に専念できる
●経理業務に関するキャッチアップが不要である
●経営判断をスピーディーにできる
●経理のプロによる的確な作業を受けられる
●作業品質が安定化して迅速で効率的な業務体制を構築できる
●企業側のニーズに柔軟性高く応えてくれる
●継続的にサービスが受けられる
経理業務の見える化を行うことで、経理担当者の属人化を改善できる為、ブラックボックス化を防ぐことができます。
更に、正社員を雇う必要がなくなるため、コスト削減が可能となります。
また、プロが経理業務を行うため、ミスなくスピーディーに数字を出すことができ、的確な経営判断が可能となります。
その結果、本来利益を生む活動に専念でき、今後さらに会社の売上を伸ばしていくことができます。
デメリット
●会社にノウハウが蓄積できない
●依頼内容によっては外注費がかさむ
●自社の社員を経理担当者として育成する場合に不便が生じる
●経理代行会社のレベルに大きな差がある
提供するサービスによって料金が異なるため、依頼内容によっては費用面で負担がかかる可能性があります。
また、外注する場合、特殊な会計を行っている企業は対応できないケースがあります。
5.経理代行とは
最後に経理代行とは何か?補足をさせていただきます。
業務内容
経理代行とは、外部の人や会社に経理業務を依頼することです。
サービス内容としては、記帳代行、給与・勤怠代行、支払管理代行、請求管理代行など多岐にわたります。
経理代行に含まれないサービス内容
1.訪問・常駐前提の業務
クラウドツールを活用して行う経理代行になりますので、アウトソーシング開始後に資料の収受やデータ確認のための訪問・常駐はございません。
弊社担当者の急病等に備えて複数人体制によるチームでサポートさせていただきます。
2.経理の範囲外の業務
・前任の経理担当者がされていた経理業務外の発注業務
・電話対応等の総務業務
・貴社独自システムの管理・作業代行等
3.現金・通帳・印鑑などをお預りする業務
会社の重要な資産や物品をお預りして行う作業はお受けすることができません。
4.資金繰りの管理
口座間の残高をみて必要額の資金移動を行うなど、日々の資金繰り管理はお受けすることができません。
5.勤怠の管理
社員の方の勤務実態を把握することができないため、集計データをもとに給与計算を実施させていただきます。
6.経理派遣・経理雇用/採用・経理代行のコスト比較
それぞれのケースのコストを比較してみたいと思います。
弊社の経理代行サービスは、正社員の雇用や派遣の使用よりも、低コストかつノーリスクで、高品質な経理の体制を実現することができます。
是非一度、経理代行を検討いただけますと幸いです。
7.無料相談実施中
弊社では、記帳代行+給与・勤怠代行+支払管理代行+請求管理代行など、貴社に必要なサポートを組み合わせてご提供しております。
まずはヒアリングの上、内容に依って見積りを提出させていただきます。
経理においてお困りの経営者様、まずはお気軽にご相談ください。
初回は無料でご相談を承ります!!
お客様の経理の仕組みや現状の経理体制などに適した経理代行プランをご提案させていただきます。
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